父の店

年末に、父の店に飲みに行った。
父は神戸の三ノ宮に店を出して約40年になる。これといって特徴のない、ふつうのスナックだ。ウィスキーやブランデー片手にカラオケ歌い放題で4000円ポッキリ、とまぁこんな感じ。ぼくの父は、神戸の飲み屋のマスターなのだ。
40年といっても、1年ほど中断した時期があった。阪神淡路大震災だ。あの地震で全てを失ったかに見えた父は、一時期日雇い労働をしたこともあったが、長年の経営の信頼から、お金を貸してくれる人もいて、新しい店を再開することができた。
とはいえ、その借金を返せるかどうかもギリギリで、厳しい経営を迫られながら、なんとか青息吐息で店を続けている。
自分の父の店だから、ひいき目に見ているのかもしれないが、肩のこらない、気楽な店だ。マスターの父は、いつも機嫌良さそうにしてて、お客に気を遣わせない。いい店だと思う。だから、みんなこの店に来てくれたらな、と思う。
まぁあんまり言うと宣伝広告みたいになっちゃうけど、まあいいか。
藤原紀香が誰かと結婚した神戸の生田神社の門前から一本東に入った路地を、北に30メートルほど進むと、「ニューモンシェル」という看板が光ってる。そのビルの2階がお店です。
みなさん、神戸にお寄りの際は、どうぞ「ニューモンシェル」へ……。















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